質問のスキルを学ぼう@岩手県アンビシャスさん
2021年4月17日、岩手県盛岡市の個別指導アンビシャスさんで
コーチング研修を実施いたしました!
前回の研修から3カ月空いてしまいましたが、みなさん前回の内容をしっかり生徒さんに活用していただいたようで、
コーチングについての理解が深まっており、傾聴の仕方が上達していました!!
アンビシャスさんの前回の研修についてはこちらをご覧ください。
Table of Contents
アイスブレイクから大きな気づきを
僕の研修では、毎回アイスブレイクを15~20分くらい行います。
本来アイスブレイクというのは、場を和ませるために行うものですが
僕が行うアイスブレイクは、参加者に気づきを与える内容になっています。
今回行ったアイスブレイクは、「共通イメージ」について気づいてもらうアイスブレイクでした。
やり方はこんな感じ。
参加者みなさんに、「東京」という言葉を聞いてイメージできるワードを時間の許す限りいっぱいに書き出してもらいました。
書き出してもらうワードは、名詞でも形容詞でも動詞でも何でもオッケーです。
そして書き出してもらった後は、参加者みなさんで共通しているワードを探してもらいました。
今回の参加者は5名。5名全員が書いた同じワードを探していきました。
みなさん、10以上のワード書いているのにみんな一致しているワードは、
まさかの0個!!
平均15個、多い方で33個のワードを書いていたのに、共通しているものは0個。
以外な結果かもしれませんが、これが一般的な結果です。
ということで、1つの単語に対して皆さんが持っている「共通イメージはない」ということに気づいてもらうアイスブレイクでした。
生徒と接するときに、先生が持っているイメージのまま伝えてしまうと、
勘違いが生じたり、想像と違った方向に進んでしまうことがありますので注意が必要ですね。
今回のコーチング研修内容
今回のテーマは、「質問のスキルと現状把握の質問」
前回行った、傾聴のスキルと承認のスキルは、意識をすればほとんどの人ができるようになるスキルですが、
質問のスキルは、理解はできても活用することが難しいスキルでもあります。
今回は、質問のスキルを習得する時間を多くとって、使えるまで練習をしていきました!
質問は、様々な種類があります。有名なのは、
『オープンクエスチョン』『クローズドクエスチョン』
です。
オープンクエスチョンは、疑問詞を使った質問で、YES/NOでは答えられない質問。
クローズドクエスチョンは、疑問詞を使わない質問で、YES/NOで答えられる質問。
よくコーチングでは、「オープンクエスチョンを多用しましょう」と言われるのですが、
オープンQにもクローズドQにもメリットデメリットがそれぞれあります。
状況によってオープンQとクローズドQを使い分けることが、生徒の発言を促すことに繋がります。
オープンQは、質問された側が答えにくいと感じる場合があります。
例えば、生徒に対して
「どういう高校に行きたい?」と質問をしたとします。
普段は饒舌な生徒でも、このような質問をされると
「分からない」と言ってしまったり、無言になってしまうケースはあります。
そうなってしまう理由は、
・高校についての知識がないから答えられない
・「どういう」という質問に対して何と答えていいか分からない
・答えはあるけど、言うのが恥ずかしい(現実と離れているからなどの理由)
のいずれかであることがほとんどです。
つまり、上記の3つにあてはまるような生徒には、クローズドQを使ってみると、色々引き出せるかもしれません。
もちろん、他の質問スキルを活用することで別のアプローチをすることもできますね。
少し話がそれましたが、今回の研修では、
どういう生徒にクローズドQを使うと効果的か、オープンQを多用するために生徒にどのようなアプローチをしていく必要があるか等について皆さんで楽しく学んでいきました!!
また来月にアンビシャスさんで研修があります。
次回までにまた、皆さんの質問力が向上しているんだろうな~というのが想像できてワクワクします!!
最後に質問力を使ったワークを実施
前回の研修では、質問のテンプレートを使って「やりたいけど出来ていないこと」をテーマにセッションの練習をしていきました。
ちなみに、前回の質問のテンプレートはこちらです。
今回は、このテンプレートを使わずにセッションをしていきました。
テンプレートがないのに、なぜかみなさん前回より上手!!!
前回お伝えしたことを生徒に実践していただいているのがすごく伝わりました!
みなさんすごく上達していたので、今回お話する予定じゃなかった、少し上級者向けのスキルもお伝えしちゃいました。
最後に
コーチングを知ると、コーチング要素の混じった関りが自然に出来るようになります。
そうすると、周りの人とのコミュニケーションが円滑になります。
仕事で学んだスキルなのに、私生活で活きるって最高ですよね。
僕の教育コーチングは、そういう内容になっています。
現在、個別指導アンビシャスさんをはじめ、
複数の塾さんで研修をさせていただいております。
今後の塾の在り方として、
コーチングというスキルは必須になってきます。
自立学習の強化、スタッフ育成、講師研修をお考えの方はぜひご連絡ください。
【他の塾さんでの研修の様子はこちら】