これを知ってたらかっこいい!コーチング用語5選!

全国の学習塾さんでコーチング研修をさせていただいている、教育コーチングEdcoac代表の沖津です。


社会の中を日々生きていると、たくさんのカタカナ語に遭遇しますよね。


最初は格好つけの人が使っているだけだと思っていましたが、日本語にはない言葉をカタカナ語で表現する場合もあるんですね。


今回は、コーチングでよく使われる、❛かっこいい❜カタカナ語を紹介していきます。


ラポール

だいぶ一般的に使われる言葉になってきたので、知っている方も多いのではないでしょうか。


ラポール、簡単にいうと「信頼関係」ですね。


例えば、こういう場面で使います。

「田中先生、新しく入った中2の赤井さんの授業はどんな状況ですか?」

『はい、赤井さんとはもう5回授業を行い、ラポールが築けてきたところです。赤井さんからの質問も増えてきたように感じます。』

「なるほどね。最初のうちはラポールが崩れやすいから気を付けようね。」

『はい、ありがとうございます。』



この場合は、信頼関係と全く同じ意味で使われています。


ただみなさん、ラポールの原義を知っていますか?


ラポールはもともとフランス語で「橋を架ける」という意味を持ちます。


そこから、人と人との間に橋を架けるというニュアンスで、「心の通った、調和した関係」などという意味で使われています。


正直、人と人との間に、そう簡単には橋はかかりませんよね。


なんかこの人話しやすいな、なんか信じられそうだな。という状況では、
まだラポールがあるとは言えません。


もっともっと深い信頼関係があってこそ、ラポールという言葉の意味が正しく使われます。


「この人は何があっても信じられる」「この人にだったら絶対ついていける」
という気持ちをお互いに持って初めて、ラポール完成!!って感じです。


先ほど会話例で出てきたラポールは、偽物のラポールってわけですね。


ストラクチャー

ストラクチャーという言葉、たまに使っているビジネスマンを見かけます。


コーチングにおいては、構成という意味です。


もっと具体的にすると、「コーチングの流れを言語化した構成」といった感じです。


コーチングは一般的に、
①アイスブレイク
②目標設定
③現状把握
④行動促進
⑤まとめ
のような流れでセッションをしていきます。


塾の授業でいうと、
①挨拶
②今日の授業の概要説明
③生徒の理解度確認
④解説
⑤問題演習
のような流れをストラクチャーと言います。


今は①~⑤の簡略的な流れを書きましたが、ストラクチャーはもっと具体的に流れを言語化していきます。


各項目で、どんな内容を話すか、どんな質問をするかを決めておくだけでもストラクチャーは完成します。



①アイスブレイク
学校で楽しかったことを聴く、最近嬉しかったことを聴く、先週末何していたか聴く・・・

②目標設定
「この1時間で何が出来るようになれば嬉しい?」「今日帰る頃に、どうなっていれば来てよかったと思える?」「解決したいことは何がある?」・・・

③現状把握
「今、学校で習ったのは教科書でいうとどこまで?」「このことについての理解度は100%どのくらいだと思っている?」「今、このことに知っていることをなんでもいいから教えて」・・・

④行動促進
「あと何が分かれば自分で解けそう?」「教科書で習ったところまでで分からなさそうなところを解説するから、演習の時に解いておこうね」「明日以降、どこで勉強するのが一番気が乗りそう?」「今この問題の分からない部分は解説し終わったんだけど、あとは自力で解けそう?」・・・

⑤まとめ
「次回の授業で、学校の授業が理解できたかまた教えてね」「また次、○○君が予定通り勉強出来たって報告してくれることを楽しみにしているね」「よし、あとは○○君を信じて来週また待ってるね」




このように、流れを言語化し、実際の授業では①~⑤を線でつなぐように生徒とコミュニケーションを取れば、
生徒のためになる授業が完成していきます。


ストラクチャーを作成しておくことで、新しく講師を採用したときに、授業の仕方やコミュニケーションの仕方を伝えやすくなるかと思います。


プライオリティ

プライオリティも最近はビジネスシーンでよく使われる言葉になりましたね。


ご存じの方も多いかと思いますが、「優先順位」という意味です。


ただこの優先順位という言葉をしっかり理解できているかどうかで、コーチングの上手下手が変わってきます。


複数のタスクを抱えていた時に人は、優先順位を決めて、それらのタスクをこなしていきますよね。


そのような時の優先順位は、「重要性」と「緊急性」の2つの軸で優劣を決めていきます。


たくさんのタスクを抱えていればいるほど、
「緊急性」が高いものを優先順位が高いと誤認してしまいます。


しかし正しくは、重要性が高いけど緊急性が低いものから、優先順位を高くしていきます。


重要性とは、目標や目的を達成するためにどれだけ関わっているかです。


例えば、前回の定期テストで350点だった生徒さんが、次の定期テストで400点を目指しているとします。


この生徒さんが、400点のためのタスク出しをしたら、このようになりました。

①テスト前の課題を終わらせる
②テスト範囲の英単語を100個覚える
③家庭科のプリントを提出する
④数学の問題集を2周する
⑤社会のレポートを提出する
⑥国語の教科書を読んで内容を理解する



これらのタスクに、緊急性と重要性を数値化してみました。
( )内の左が緊急性で、右が重要性です。
また、今日中にやらないといけない緊急性を100、何が何でもテストまでにやった方がいい重要性を100として数値化します。

①テスト前の課題を終わらせる(60 / 100)
②テスト範囲の英単語を100個覚える(0 / 100)
③家庭科のプリントを提出する(100 / 0 )
④数学の問題集を2周する(10 / 80)
⑤社会のレポートを提出する(80 / 20)
⑥国語の教科書を読んで内容を理解する(0 / 70)

こう見ると、①は緊急度も重要度も高いので、プライオリティは高いものだと言えます。


②と③を比べてみます。
②は、今すぐやらないといけないわけではありませんが、英単語は確実に定期テストに出るようなので、重要性は100です。
一方③は、明日提出の家庭科のプリントですが、定期テストには家庭科はないので、重要性は0です。


この2つを見た時に、数値化をしないと緊急性が高い③をプライオリティが高いと勘違いしてしまいがちですが、実際は②の方がプライオリティは高いんですね。


また、③と⑥とを比べた時にも、プライオリティが高いのは⑥です。


このように、緊急性と重要性を数値化しプライオリティを数値化してみると以下のようになります。
(①~⑥で最もプライオリティが高いであろう①を100とします。)

①テスト前の課題を終わらせる 「100」
②テスト範囲の英単語を100個覚える 「90」
③家庭科のプリントを提出する 「30」
④数学の問題集を2周する 「90」
⑤社会のレポートを提出する「40」
⑥国語の教科書を読んで内容を理解する 「70」

このようにプライオリティを決めてから計画を立てていくと、今までよりも確実に目標達成に近づくかと思います。

ロールモデル

ロールモデルとは、「模範」のことです。


コーチングを学び始めた時には、クライアントのロールモデルになろう。
と毎回の授業で言われていました。


弊社のビジョンも、「常に自己実現を目的とし、教育者のロールモデルであり続ける」
と、ロールモデルというワードを入れています。


僕たちが教育者の模範となり、僕たちを含めた教育者が子どもたちのロールモデルになれるような世界を創れたら最高だと思っています。


僕が運営する塾でも、講師に対して
生徒たちになってほしい姿が、あなたたちの目指す姿だと思ってほしい。
と伝えています。


このようにして、ロールモデルになるというマインドを忘れないようにしていきたいですね。


5W2H1G

5W1Hという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。


むしろ、この記事を読んでいただいている教育者の方はもれなくご存じだと思います。


5W2H1Gは、5W1Hが進化したもので、
5W1H(What,Where,When,Who,Why、How)に、
「How much」と「Goal」の2つを追加したものです。


コーチングでは、質問によってクライアントから気づきを引き出したり、
クライアントの現状を引き出したりします。


コーチングでは、オープンクエスチョンという「疑問詞を使った質問」をたくさん使います。


1~2種類の疑問詞だけではなく、出来るだけたくさんの種類の疑問詞を使って、
色々なパターンの質問をしていきます。


そういった中で、
5W1Hでは不十分な場合が多いんですね。


How muchは、「それをするためにどのくらいのお金が必要ですか?」
という質問がよく使われます。


ただお金的な質問だけではなく、数えられない『量』を聴くときに使う疑問詞です。


例えば、「それをするのにどれくらい演習する必要があるの?」
「その目標のためにはどれくらいの時間必要?」

などのような質問も、How mushに含まれます。


そしてGoalは、目的を表します。


これだけ疑問詞でないのは気になりますが、無理やり納得してください。


Goalを使った質問は、
「それをする目的は?」
「それは何のためにするの?」
「それを達成したらどうなる?」


のような、目的を聴くための質問です。


目的や目標に早く到達するためには、手段と目的をはっきりさせて行動をすることがとても大切です。


そのため、このような目的を問う質問はこまめに行います。


目的を問うのは、手段が目的になってしまう事を防ぐ役目もあります。


5W2H1Gを意識した質問をすることで、生徒さんがより目標達成に向けて動き出してくれると思いますよ。


最後に

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